テキスト
一次編で書いたように、機械・制御には電気書院の「これだけシリーズ」が良いとのことで、「これだけシリーズ」で揃えました。
「電験第2種二次試験これだけ電力・管理 論説編」日栄弘孝 電気書院 \2,700+tax(当時)
「電験第2種二次試験これだけ電力・管理 計算編」重藤貴也 電気書院 \2,800+tax(当時)
「電験第2種二次試験これだけ機械・制御 論説編」梶川拓也 電気書院 \3,800+tax(当時)
「電験第2種二次試験これだけ機械・制御 計算編」日栄弘孝 電気書院 \3,400+tax(当時)
一次試験用テキストと同じく、一つの節が要点→基本問題→やさしい解説→解答→応用問題→やさしい解説→解答→ここが重要→演習問題→解答という流れになっています。独学用としては、丁寧な説明で良いテキストです。欲を言うと、一次試験用テキストと同じく、冗長感はあります。後に過去問を解きながら、テキストに戻って、復習や纏めを行う時に、2冊を参照しなくてはいけないのが、まだるっこしい。論説編・計算編と分けずに一冊に纏めて頂ければ、素晴らしいと思います。それと、通しの索引が欲しいですね。
「これだけシリーズ」を選んだ理由の機械・制御(計算編)ですが、制御に4割くらいのページを割り当てており、初めて、「制御」に接した私にはありがたいテキストでした。特に、ラプラス変換には感動。微分方程式が四則演算で解けるとは、なんて素晴らしいのでしょう。人間長生きはするものです。今でも感動しています。(これまで勉強してこなかったのが、ばれますが。)
過去問題集
過去問は、一次試験編で挙げた、下記。
「平成26年(2014年)版 電験2種二次試験 模範解答集」 電験問題研究会著 電気書院 \3,500+tax(当時)
及び、下記。
「2014年度版 電験2種二次試験 標準解答集」 電験問題研究会 電気書院 \3500+tax(当時)
この標準解答集は10年分が記載されており、十分な分量だと思います。時間との競争でしたが、10年分を完走しました。
解答ノートの様子は、一例を挙げると下記。
論説問題は、技術士二次試験を念頭に、別ページに書き出して、纏めてファイルしていました。こんな感じ。格子罫のルースリーフだったり、エクセルの罫線を使って、升目となるようルースリーフに印刷したりしました。
ところで、立派な解答ノートに見えますが、始めは殆どの問題に対し、解答例を書き写すだけというのが多かったです。最初からこんな回答は書けません。当然ですが。
実際、解答を書き出してゆくと、計算問題の中には、到底30分で解答しきれない問題が多々あることに気が付きます。複素数の四則計算の厄介なやつとか。脳みそが沸騰する気分を味わえます。
実際の試験でこんな問題に手を出したら最後、時間切れ・不合格確定です。解答を書き出しながら、実際の試験ではどうやって問題を選択して、完答を目指すのか、部分点狙いで行くのか、そんな観点で問題を眺める訓練をしていたと思います。実戦を常に意識したと言うことです。これ、重要です。